AIに毎回指示を出し、作業が終わるまで結果を待つことに手間を感じていませんか。
従来のAIは、指示を出すたびに作業を進めてもらう必要があり、複数の工程をまとめて任せるのは難しい場合があります。
そんな使い方を変えるのが、Googleが提供する個人向けAIエージェント「Gemini Spark(ジェミニスパーク)」です。
パソコンを閉じている間も、クラウド上でAIが作業を進められるため、これまでのAIとは異なる使い方ができます。
本記事では、Gemini Sparkの概要や従来のGeminiとの違いを解説します。
さらに、3つの主な機能やそのまま使えるプロンプト例、料金についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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無料体験して特典を受け取るGemini Sparkとは?
Gemini Sparkは、Googleのクラウド上で24時間稼働する個人向けのAIエージェントです。
従来のAIツールとは異なり、処理をGoogleのクラウド上で進めるため、パソコンやスマートフォンの電源を切っていても作業を継続できます。
たとえば、寝る前に作業を依頼しておけば、端末を起動したままにしておく必要はありません。
翌朝に確認すると、作業が完了しているという使い方もできます。
Gemini Sparkは発表時、Gemini 3.5を搭載していました。
2026年8月14日からは、Gemini 3.7 Flashが搭載されています。
モデルの詳細を覚えておく必要はありませんが、Geminiの技術を活用してクラウド上で自律的に作業を進められる点が、Gemini Sparkの特徴といえるでしょう。
Gemini Sparkは2026年5月に発表され、当初はGoogle AI Ultraのユーザーを対象に提供されました。
その後、同年7月29日にGoogle AI Proのユーザーにも提供されることが発表されました。
そのため、現在も「Google AI Ultra限定」と説明している記事が残っていますが、提供対象は拡大しています。
※参考:「Gemini 3.7 Flash を発表」Google
※出典:「Gemini Spark:24 時間 365 日対応する自分だけの AI エージェントが日本のPro ユーザーにも拡大」Google
従来のGeminiとの違い
従来のGeminiは、利用者から質問や指示を受けて、その内容に応じた回答や結果を返す使い方が基本です。
つまり、利用者が指示を出すことが作業のスタート地点になります。
一方、Gemini Sparkは、あらかじめ指示や条件を設定しておけば、必要なタイミングで自ら作業を進められる点が特徴です。
たとえば、「毎週決まった時刻にメールを整理する」と設定しておけば、利用者がその都度操作しなくても処理を開始できます。
この違いをイメージするなら、相談相手だったAIが、実際に作業を進めるAIへ変わったと考えると分かりやすいです。
毎回指示を出して1回のやり取りで完結させるのではなく、複数の手順をまたぐ作業も任せられます。
また、Gemini Sparkは重要な操作を実行する前に、利用者へ確認を求める設計になっています。
AIに作業を任せながらも、重要な操作については事前に内容を確認できるため、完全に任せきりにすることへの不安も抑えられます。
このように、従来のGeminiとの違いは「利用者が指示を出してAIが動く」のか、「あらかじめ設定した条件に応じてAIが動く」のかという、作業を始めるきっかけの違いとして整理すると分かりやすくなります。
※出典:「Gemini Spark を使用して Gemini アプリ内でタスクとワークフローを管理する」Gemini アプリ ヘルプ
Gemini・Gems・Gemini Notebookとの使い分け
Googleには名前の似たAI機能がいくつかあるため、「何をしたいのか」「何をきっかけにAIが動くのか」で整理すると、それぞれの違いが分かりやすくなります。
4つの違いは次のとおりです。
| 名称 | 役割 | 動き出すきっかけ |
| Gemini | 質問に答える | 利用者が質問したとき |
| Gems | 登録した指示で答える | 利用者が呼び出したとき |
| Gemini Notebook | 資料をもとに答える | 利用者が質問したとき |
| Gemini Spark | 作業を進める | 時刻や条件がそろったとき |
Gemini Notebook(旧NotebookLM)は、読み込ませた資料をもとに回答や資料を作成するツールです。
一方、Gemini Sparkは、Googleのクラウド上で作業を進められるため、あらかじめ設定した時刻や条件に応じて処理を実行できます。
Gemsとの違いは、AIを動かすきっかけにあります。
Gemsは、利用者が呼び出して登録済みの指示を実行するのに対し、Gemini Sparkは利用者がその都度呼び出さなくても、設定した条件に応じて作業を開始します。
そのため、単に疑問を解消したいならGemini、決まった指示を繰り返し使いたいならGemsが向いています。
手元の資料を根拠に回答や資料を作成したい場合はGemini Notebook、AIに作業そのものを任せたい場合はGemini Sparkが適しています。
このように、「質問するならGemini」「決まった指示を使うならGems」「資料をもとに作業するならGemini Notebook」「作業を任せるならGemini Spark」と考えると、それぞれの使い分けがしやすくなります。
※出典:「Gemini アプリで Gem を使用する」Gemini アプリ ヘルプ
※出典:「NotebookLM is now Gemini Notebook」Google
Gemini Sparkと他のAIエージェントとの違い
Gemini Sparkは、GmailやGoogleカレンダー、GoogleドライブなどのGoogleアプリと連携し、クラウド上で継続的に作業できる点が強みです。
AIエージェントはGemini Sparkだけではありません。
Claude CodeやOpenAI Codexにも、あらかじめ手順を設定したり、作業を定期的に実行したりする機能があります。
そのため、機能だけを比べると似ている部分もあります。
一方で、ツールによって連携できるアプリや得意な作業は異なります。
Gemini Sparkは、Gmail・Googleカレンダー・Googleドライブなど、日常的に使うGoogleのサービスと連携して作業できる点が特徴です。
そのため、コードの作成や開発作業を任せたい場合はClaude CodeやOpenAI Codexが向いています。
一方、メールの整理や予定の管理、資料の作成といった日々の事務作業を任せたい場合は、Gemini Sparkが適しています。
このように、「何をAIに任せたいのか」からツールを選ぶと、それぞれの違いを活かしやすくなります。
Gemini Sparkの機能!何ができる?
Gemini Sparkでは、タスク・スキル・スケジュールの3つの機能を使って、さまざまな作業をAIに任せられます。
また、Gemini SparkはGoogleの各種サービスをはじめ、複数のアプリと連携して使える点も特徴です。主な連携先は次のとおりです。
| Google Workspace | Gmail・カレンダー・ドキュメント・ドライブ・スプレッドシート・スライド・Keep・ToDoリスト |
| Google検索サービス | 検索・ファイナンス・フライト・ホテル・マップ |
| その他のGoogleサービス | YouTube |
| Google以外のサービス | Canva・Dropbox・Instacart・OpenTable・Zillow |
ここからは、実際にどのような作業を任せられるのか、タスク・スキル・スケジュールの3つの機能を順番に解説します。
※出典:「Gemini Spark を使用して Gemini アプリ内でタスクとワークフローを管理する」Gemini アプリ ヘルプ
タスク|複数のGoogleアプリを横断して作業を進める
タスクは、達成したい目標を伝えるだけで、Gemini Sparkが必要な手順を組み立てて作業を進めてくれる機能です。
細かな操作を1つずつ指示する必要がなく、複数のGoogleアプリをまたいだ作業もまとめて任せられます。
たとえば、大量のメールから必要な情報を抽出し、その内容をスプレッドシートにまとめたうえで、Googleドライブに専用のフォルダを作成するといった作業が可能です。
アプリを切り替えながら一つひとつ操作する必要がないため、作業にかかる手間を減らせます。
手作業で行う場合は、メールを開いて内容を確認し、必要な情報を表に転記する作業を何度も繰り返さなければなりません。
こうした細かな作業をまとめて任せることで、空いた時間を別の業務に充てられます。
また、Gemini Sparkにどこまで作業を任せるかは、目標の伝え方によって調整できます。
「メールから必要な情報を抽出して、スプレッドシートにまとめてください」のように目標だけを伝えれば、具体的な手順の組み立ても任せられます。
一方で、作業の順番や方法を細かく指定したい場合は、プロンプトに手順を加えておきましょう。
最初は範囲を絞った作業から任せ、期待どおりに動くことを確認しながら、徐々に任せる範囲を広げるのがおすすめです。
スキル|自分のやり方を覚えさせる
スキルは、繰り返し使う指示や前提情報をまとめて登録し、自分の仕事の進め方をGemini Sparkに反映できる機能です。
たとえば、過去に自分が書いたメールを50~100通ほど読み込ませれば、文章の特徴をもとにメールの下書きを作成させられます。
一度登録しておけば、毎回「丁寧に書いて」「自分らしい文章にして」と細かな指示を繰り返す必要がありません。
登録できるのは、メールの文体だけではありません。
報告書の書式や、社内で使う用語、特定の表現を別の言葉に言い換えるルールなども登録できます。
普段の仕事で繰り返しているルールをまとめておけば、AIへの指示をその都度考える手間を減らせます。
なお、スキルを管理する画面は、Geminiウェブアプリでのみ利用できます。
スマートフォンのGeminiアプリからは、スキルの一覧や編集の画面を開けません。
登録したスキルはモバイルアプリのGemini Sparkでも使えるため、作成と編集はパソコンで済ませておきましょう。
スケジュール|決めた時刻に自動で実行する
Gemini Sparkのスケジュールは、決めた時刻や条件をきっかけに、タスクを自動実行できる機能です。
毎回手動で操作する必要がないため、定期的に発生する作業の自動化に向いています。
たとえば、毎週月曜日の朝9時に受信トレイを確認し、優先順位を付けたToDoリストを作成したうえで、その作業時間をカレンダーに確保するといった一連の作業を任せられます。
端末の電源が入っていない時間帯でも処理は進むため、朝パソコンを開いたときには、すでに準備が整っている状態を作れます。
また、スケジュールは時刻だけでなく、特定の条件をきっかけに実行することも可能です。
たとえば、特定のメールが届いたときに処理を開始するよう設定できます。
毎月の締め作業や週次の報告など、決まったタイミングで発生する業務にも活用できます。
繰り返し行う作業ほど、自動化によって削減できる手間も大きくなります。
実行後は履歴を確認して、想定どおりに処理できているかチェックしましょう。
期待した結果になっていない場合は、実行条件や指示内容を見直します。
まずは、毎日・毎週など定期的に発生する作業から自動化してみるのがおすすめです。
Gemini Sparkのプロンプト例4選
Gemini Sparkのプロンプトは、「何をするか」「どのアプリを使うか」「いつ実行するか」を具体的に指定することがポイントです。
これらを明確にしておくことで、意図した作業を任せやすくなります。
ここからは、実際の業務をイメージしやすいように、以下の4つのプロンプト例を紹介します。
- ドライブのファイルをスプレッドシートに整理する
- 自分の文体を学習させてメールの下書きを任せる
- 月曜朝のルーティーンを自動化する
- 問い合わせ内容を記録してフォルダを作成する
いずれもそのままコピーして使える形で紹介します。
自分の仕事に合わせて、使用するアプリやファイル名、実行条件などを書き換えてお使いください。
①ドライブのファイルをスプレッドシートに整理する
1つ目は、Googleドライブ内のファイルを整理し、スプレッドシートに一覧化するプロンプトです。
私のGoogleドライブを読み込んで、最も重要なファイルをスプレッドシートに整理して、情報のタグ付けとメモを追加して
このプロンプトでは、対象となるファイルに加えて、整理先のアプリや、タグ付け・メモの追加といった処理まで指定しています。
ここまで具体的に伝えておけば、ファイルを一覧にするだけでなく、あとから必要な情報を探しやすい形に整理できます。
ファイル名だけを並べた一覧では、どのような内容だったのかを思い出すために、結局ファイルを開いて確認しなければなりません。
そこで、タグやメモも一緒に整理しておくと、必要なファイルを探すときの手間を減らせます。
また、散らかったGoogleドライブの整理は、重要だと分かっていても後回しになりやすい作業です。
こうした細かな作業ほど、一度Gemini Sparkに任せてしまうと、手作業にかかる時間を削減できます。
いきなりすべてのファイルを対象にするのではなく、まずは1つのフォルダに範囲を絞って試してみるのがおすすめです。
フォルダ単位で対象を指定すれば、Gemini Sparkに任せる範囲も調整できます。
②自分の文体を学習させてメールの下書きを任せる
2つ目は、過去のメールから自分の文体や表現の特徴を整理し、メール作成に使えるGemini Sparkのスキルとして登録するプロンプトです。
私が書いた過去の50通のメールを読んで、私のメール執筆スタイルのガイドを作成して。それを今後のメールの下書きを頼む時にいつでも呼び出せるゴーストライターというスキルにして
このプロンプトでは、読み込ませるメールの範囲と、作成するスタイルガイドを指定しています。
さらに、「ゴーストライター」という名前を付けてスキルとして登録することで、次回から必要なときに呼び出して使えます。
登録したスキルには、文章の雰囲気だけでなく、よく使う言い回しや避けたい表現なども反映できます。
そのため、毎回「丁寧な文章にする」「この表現は使わない」といった細かな指示を加える手間を減らせます。
また、用途に応じてスキルを分けることも可能です。
たとえば、社外向けメール用と社内向けメール用で別々のスキルを作っておけば、それぞれの相手に合った文章を作成しやすくなります。
なお、読み込ませるメールは、できるだけ同じ種類の相手や用途のものをそろえるのがおすすめです。
社外向けと社内向けなど、文体が大きく異なるメールを混ぜるよりも、目的をそろえたメールを使ったほうが、自分の特徴を反映したスキルを作りやすくなります。
③月曜朝のルーティーンを自動化する
3つ目は、毎週決まった時間に発生する月曜朝の作業を、Gemini Sparkにまとめて任せるプロンプトです。
毎週月曜日の午前9時に受信トレイをスキャンして、過去1週間のメールを確認して、重要な更新情報の要点と今週の優先順位付きToDoリストを作成して。さらに集中して作業するための時間をカレンダーに確保して
このプロンプトでは、実行する曜日と時刻、確認する範囲、作成する成果物を具体的に指定しています。
さらに、カレンダーへの予定登録まで含めることで、ToDoリストを作るだけでなく、その後の作業時間の確保までまとめて任せられます。
Gemini Sparkはクラウド上で処理を進めるため、実行中にパソコンを開いておく必要もありません。
月曜の朝にパソコンを開いた時点で、その日の作業に必要な情報がまとまっていれば、仕事をスムーズに始められます。
曜日や時刻は、自分の働き方に合わせて変更しましょう。
たとえば、金曜日の夕方に翌週の準備を済ませるよう設定することもできます。
また、作成する成果物をあらかじめ絞っておくこともポイントです。
「重要なメールの要点」「優先順位付きToDoリスト」など、必要なものを具体的に指定すれば、確認しやすい形にまとめてもらいやすくなります。
④問い合わせ内容を記録してフォルダを作成する
4つ目は、問い合わせメールの内容を整理し、記録やファイル管理までまとめて任せるプロンプトです。
サービスに関する問い合わせメールが届いたら、自動的にクライアント名と希望を抽出し、スプレッドシートのクライアントトラッカーに記録して、その後そのクライアント名のフォルダをGoogleドライブに作成して
このプロンプトでは、作業を開始する条件、メールから抽出する情報、記録先を具体的に指定しています。
さらに、クライアントごとのフォルダ作成まで任せることで、問い合わせを受けた後の情報整理とファイル管理を一度に進められます。
問い合わせ内容を手作業で記録していると、忙しい時期には入力漏れが起こることもあります。
あらかじめ自動で記録する仕組みを作っておけば、こうした抜けを減らしやすくなります。
抽出する項目は、自分の業務に合わせて変更しましょう。
たとえば、予算や希望納期などを追加しておけば、その後の見積もりやスケジュール調整にも活用できます。
問い合わせ情報をスプレッドシートにまとめ、関連するファイルをクライアントごとのフォルダに整理しておけば、対応状況や過去のやり取りも確認しやすくなります。
Gemini Sparkの使い方!専用アプリのダウンロードは不要
Gemini SparkはGeminiの中の機能なので、専用のアプリを用意する必要はありません。
利用できる手段は3つあります。
- ブラウザで開くGeminiウェブアプリ(gemini.google.com)
- Geminiモバイルアプリ
- Mac版のGeminiアプリ
ブラウザで使う場合は、ダウンロードの作業なしでそのまま始められます。
ただし、スマートフォンやMacのアプリで使う場合は、Geminiアプリ自体のインストールが前提です。
始めるまでの手順と、作業を任せるときの流れを順に見ていきましょう。
※出典:「Gemini Spark を使用して Gemini アプリ内でタスクとワークフローを管理する」Gemini アプリ ヘルプ
Gemini Sparkを始めるまでの4ステップ
Gemini Sparkを使い始めるまでの流れは、「対象プランの契約→アカウントの確認→設定→作業の指示」の4ステップです。
- Google AI ProまたはGoogle AI Ultraを契約する
- 個人のGoogleアカウントでGeminiにログインする
- アクティビティの保存をオンにする
- やってほしい作業をGeminiの画面で指示する
まず、仕事用・学校用のGoogleアカウントは対象外です。
会社や学校のアカウントで進めると利用できない場合があるため、最初にログインするアカウントを確認しておきましょう。
次に、アクティビティの保存をオンにします。
これはGemini Sparkを利用するための条件に含まれるため、設定を確認してから次の手順へ進んでください。
設定が済んだら、Gemini Sparkの画面を開きます。
ウェブアプリではサイドバーの[Spark に切り替える]から、モバイルアプリでは上部のメニューから[Spark]を選択します。
あとは、Gemini Sparkに任せたい作業を指示するだけです。
特別な書式を覚える必要はなく、普段使っている言葉で「何をしてほしいのか」を具体的に伝えれば問題ありません。
Gemini Sparkに作業を任せるときの流れ
Gemini Sparkに作業を任せるときは、「目標を伝える→AIが手順を組み立てて実行する→結果を確認する」という流れで進みます。
まず、Gemini Sparkに達成したい目標を伝えましょう。
受け取った指示をもとにGemini Sparkが必要な手順を組み立て、バックグラウンドで作業を進めます。
処理が完了したら、実行結果を確認してください。
なお、重要な操作を実行する前には確認が入ります。
対象となるのは、メッセージの送信・データの変更・購入・ウェブフォームの送信などです。
確認なしで重要な操作が実行されるわけではないため、内容を確かめてから進められます。
また、作業の途中で想定と異なる動きに気づいた場合は、その時点で停止できます。
最初から複雑な作業を任せるのではなく、まずは小さな作業から試して動きを確認し、慣れてきたら少しずつ任せる範囲を広げてみてください。
Gemini Sparkの活用シーン
Gemini Sparkは、決まった作業を繰り返したり、複数のアプリをまたいで処理したりする業務に向いています。
特に、毎日・毎週のように繰り返す作業なら、一度設定しておくことで手作業の負担を減らせます。
たとえば、メールと予定の整理、営業やカスタマーサポートの一次対応、日報や週次レポートの作成などに活用できます。
一方、1回だけで終わる作業では、指示を作成する手間のほうが大きくなる場合もあります。
まずは普段から繰り返している業務の中から、Gemini Sparkに任せられそうなものを探してみましょう。
ここからは、具体的な3つの活用シーンを紹介します。自分の業務に近いものから参考にしてください。
メールと予定の整理を任せる
1つ目は、受信トレイの確認から対応期限のカレンダー登録までをGemini Sparkに任せる使い方です。
届いたメールを確認し、返信が必要なものや目を通しておきたいものを仕分けたうえで、対応期限をカレンダーに登録できます。
たとえば、「返信が必要なメール」「確認だけでよいメール」のように分類するよう指示しておけば、自分で一通ずつ仕分ける手間を減らせます。
朝の時点でメールの優先順位が整理されていれば、始業後すぐに対応が必要な仕事へ取りかかれます。
また、期限のあるメールを見落としたり、予定への登録を忘れたりすることも防ぎやすくなります。
毎朝のメール確認に時間を取られている場合は、日々のルーティーンとしてGemini Sparkに任せることで、細かな確認作業の負担を減らせるでしょう。
営業やカスタマーサポートの一次対応を任せる
2つ目は、問い合わせの受付から記録、返信の下書き作成までをGemini Sparkに任せる使い方です。
問い合わせが届いたら、内容を記録したり、返信の下書きを作成したり、対応履歴を更新したりといった一次対応を自動化できます。
たとえば、問い合わせを受け付けた時点で担当者へ通知するように設定しておけば、担当者が常に受信トレイを確認しておく必要もありません。
問い合わせの内容や対応状況が記録として残るため、「誰から、どのような問い合わせがあり、どこまで対応したのか」を後から確認しやすくなる点もメリットです。
ただし、返信を実際に送信する前には、人が内容を確認しましょう。
AIに下書きまで作成してもらい、担当者が内容を確認・修正してから送信する形にすれば、行き違いや誤送信を防ぎやすくなります。
返信文を一から作成する必要がなくなれば、確認と修正だけで対応を終えられます。
問い合わせ件数が多い時期ほど、こうした細かな作業を自動化する効果を感じやすくなると言えます。
日報や週次レポートの作成を任せる
3つ目は、メールやカレンダーの記録をもとに、日報や週次レポートの作成をGemini Sparkに任せる使い方です。
たとえば、毎週金曜日の夕方に1週間のメールや予定を確認し、週次レポートにまとめるよう設定できます。
毎日の業務であれば、その日のメールや予定をもとに日報を作成することも可能です。
あらかじめ作成する時刻を決めておけば、金曜日の帰り際に1週間を振り返りながらレポートを書く必要がありません。
週明けの報告に使える形で準備しておけるため、報告書を作成する時間と手間を減らせます。
また、実際のメールやカレンダーの記録をもとに作成するため、記憶をたどりながら書く場合と比べて、業務内容の書き漏れも防ぎやすくなります。
作成されたレポートを後から確認すれば、1週間の業務を振り返る材料としても活用できます。
さらに、日報や週次レポートに使った記録を月次の振り返りに活用することも可能です。
定期的な報告業務ほど自動化の効果を得やすいため、まずは日報や週次レポートの作成から試してみるのがおすすめです。
Gemini Sparkの料金プラン!無料では使えない?
Gemini Sparkの利用には、Google AI ProまたはGoogle AI Ultraの契約が必要になるため、無料の範囲では使えません。
Gemini Sparkの料金は次のとおりです。
| プラン | 月額料金 | Gemini Sparkの利用 |
| 無料 | 0円 | 対象外 |
| Google AI Plus | 725円 | 対象外 |
| Google AI Pro | 2,900円 | 利用できる |
| Google AI Ultra | 14,500円~ | 利用できる |
※料金は変更になる可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認ください
無料のGeminiでも、文章の作成や画像の生成は使えますが、Gemini Sparkは対象に含まれません。
対象となるのは、いずれも個人向けのプランです。
費用が見合うかどうかは、毎月どれだけの作業時間を任せられるかで判断しましょう。
Gemini Sparkを使える人と対象外の地域
Gemini Sparkを利用するには、対象の料金プランに加えて、年齢・アカウント・設定の3つの条件を満たす必要があります。
条件は次のとおりです。
- 18歳以上である
- 個人のGoogleアカウントでGeminiにログインしている
- アクティビティの保存がオンになっている
対応言語は日本語と英語です。
また、欧州経済領域・ナイジェリア・スイス・英国では利用できません。
海外から利用する予定がある場合は、あらかじめ対象地域かどうかを確認しておきましょう。
なお、アクティビティの保存は設定画面から切り替えられます。
オフのままではGemini Sparkを利用できないため、契約済みなのに使えない場合は、まずアクティビティの保存設定を確認してみてください。
Gemini Sparkを使うときの注意点
Gemini Sparkを使うときは、AIに任せる範囲と扱う情報をあらかじめ決め、重要な作業は自分でも確認することが大切です。
Gemini Sparkには重要な操作の前に確認を求める仕組みがありますが、すべてを任せきりにするのは避けましょう。
どのアプリにアクセスさせるのか、どこまで作業を任せるのかを、指示する段階で明確にしておくことが大切です。
また、Gemini Sparkの利用にはアクティビティの保存をオンにする条件があります。
そのため、機密情報や社外に出せない情報を扱う場合は、利用する情報の内容にも注意が必要です。
特に、重要な情報を含むメールや資料をそのまま処理させるのではなく、AIに任せる範囲を必要最小限にとどめましょう。
さらに、メールやWebページの中に書かれた指示をAIが読み取り、意図しない処理につながる可能性にも注意が必要です。
外部から届いたメールやWebページの内容を、そのままAIに処理させる設定は避け、入力する情報や実行される処理を確認してから利用しましょう。
なお、Gemini Sparkの機能や対象プラン、利用できる地域などは変更される可能性があります。
契約後に利用できるようになるまで時間がかかる場合もあるため、最新の情報はGoogleの公式ページで確認してから利用してください。
まとめ
Gemini Sparkは、クラウド上で作業を進め、パソコンを閉じている間もタスクを継続できる個人向けのAIエージェントです。
毎回手動で操作する必要がないため、日々の繰り返し作業を効率化したい場合に役立ちます。
Gemini Sparkを使う際は、まずタスク・スキル・スケジュールの3つの機能を押さえておきましょう。
メールや予定の整理、問い合わせ対応、日報や週次レポートの作成など、繰り返し発生する作業から任せると活用しやすくなります。
本記事で紹介した4つのプロンプトを参考に、まずは普段から繰り返している作業を1つ選び、Gemini Sparkに任せるところから始めてみてください。



