データ分析とは?
データ分析とは「データ」を用いて「問題」を解決することです。
ビジネス現場においては、意思決定のためにデータ分析を行います。
本来データ分析という言葉の意味合いは広い意味合いを持ちますが、一言で表すと「データ」から「問題」を解明するというプロセスになります。
問題を明確にしてからデータ分析を行う事が大事です。
闇雲にデータ分析を行っても、曖昧な結果にしかなりません。加えビジネスにおいては、誰の意思決定のためにも利用されない(現場で使われない)データ分析は意味がありません。
次のセクションではデータ分析の手順としてPPDACサイクルを紹介致します。
データ分析の手順(PPDAC)
データ分析をこれから行う上で、データ分析の手順を理解しましょう。
データ分析は以下の5つの手順で進めていきます。
①問題の把握(Problem)
②調査の計画(Plan)
③データの収集(Data)
④データの分析(Analysis)
⑤結論を考える(Conclusion)
これは「PPDACサイクル」と呼ばれる問題解決フレームワークです。
このフレームワークをデータ分析に当てはめると、各段階をProblem(問題の把握)、Plan(調査の計画)、Data(データの収集)、Analysis(データの分析)、Conclusion(結論)に分けて考える事が出来ます。
①問題の把握(Problem)
まずは問題を把握しましょう。
「何が問題で、なぜデータ分析をするのか」を明確にします。
以下の2点をチェックしましょう。
1. 問題を明確にする
2. 仮説を立てる
②調査の計画(Plan)
課題設定の次は、それについて調査・分析を行う計画を立てます。
どんなデータが必要で、どんな方法で集めれば良いかを考えます。
以下の2点をチェックしましょう。
1. 必要なデータを想定する
2. データ収集計画を立てる
③データの収集(Data)
次に分析で使うデータを収集します。
データにも自社内のデータ(内部データ)と自社以外のデータ(外部データ)に分けられます。
自社内のデータであれば、担当部署、担当者から必要なデータをもらったり、必要に応じてデータベースに格納されているデータをSQL等で取得します。
自社外のデータであれば、ネットで公開されているオープンデータを利用したり、必要に応じてWebスクレイピング等でデータを収集します。
以下の2点をチェックしましょう。
1. データを収集する
2. データに不足がないか確認する
④データの分析(Analysis)
ここでやっとデータ分析を行います。
データ分析には、データを要約したり、データの傾向を確認し、次のアクションに繋がるようにする事が大切です。
⑤結論を考える(Conclusion)
最後に、分析した結果から結論を導きだします。
その後、分析レポートを作成し、分析した結果から価値ある施策に繋がるアクションを提案します。
人が実行できる結論を考える事が大切です。
ただ、1回のPPDDACサイクルで問題が解決するとは限らないため、何度もこのPPDACサイクルを行い問題を解決していきます。
まとめ
この記事ではデータ分析とは何か、またPPDACサイクルを通じてデータ分析の一連の手順に関して学びました。
データ分析は解決したい問題がある上でデータを分析します。
最後に
この記事はデータ分析とはを記事化したものです。
実務で使えるデータ分析スキルを身につけたい方、将来データアナリストやサイエンティストとして転職を考えている方、是非下記のオンラインブートキャンプをご活用してみてください。