近年、AIやDXが急激に進化していることもあり、業務を効率化するために社員教育を行う企業が増えています。しかし「どんな研修を行うべきかわからない」「自社に合った研修を見つけるのが難しい」と悩んでいる方も多いでしょう。
そこで、この記事ではAI・DX・データ分析関連の研修を紹介します。それぞれの特徴や研修の選び方も解説するので、AI・DX・データ分析関連の研修の実施を検討している方は最後までご覧ください。
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AI・DX・データ分析研修の選び方
研修を選ぶ際には、以下のポイントに注意することが大切です。
- レベルが適切か
- 達成すべき目標が明確か
- 現場を見据えた研修内容か
- 経験豊富な講師が指導しているか
レベルが適切か
適切なレベルの研修を選ぶことで、社員が無理なく内容を理解し、効果的にスキルを習得できます。例えば、初心者向けの研修では基礎から丁寧に解説されるため、初めてAIやデータ分析に触れる人でも安心して学習することが可能です。
また、レベルに応じた研修を実施すると、学んだ内容を現場で活用しやすくなるため、研修のレベルが自社に適しているかどうかを事前に確認しておきましょう。
達成すべき目標が明確か
達成すべき目標が明確になっている研修を選ぶことで、社員はどのようなスキルを習得すればよいかを認識でき、効率よくスキルアップできます。例えば、マーケティング部門でデータ分析を活用したい場合は、売上データを用いた需要予測手法を習得することを目標とする研修を選ぶことで、必要なスキルを効果的に身につけられます。
目的が明確である研修を受けることで、社員も「研修後に自社のデータを使って需要予測モデルを構築し、業務に取り入れよう」と考えるようになり、モチベーションの向上にも繋がります。
現場を見据えた研修内容か
業務に直結するスキルを学べる研修を選ぶことで、学んだことをすぐに業務に活かせるようになります。例えば、業務にデータ分析を取り入れたい場合は、データの取り扱いや基本的な分析手法を教える研修が適しています。
また、Pythonを使ったAIの実装スキルを身につけたい場合は、具体的なコードの書き方や実務に基づいたプロジェクトを実施する研修が有効です。
経験豊富な講師が指導しているか
経験豊富な講師から学ぶことで、実践的な知識や技術を効果的に習得できます。例えば、長年にわたりデータ分析を専門としている講師からは、理論だけでなく現場での経験やノウハウを学べます。
経験に基づいたアドバイスやフィードバックを受けることで、社員のスキルを効果的に向上させられるため、事前に講師の経歴や実績を確認することが大切です。
AI・DX・データ分析関連の研修一覧
AI・DX・データ分析関連の研修は、以下の通りです。
- AI Academy Business
- アガルート
- トレノケート
- インソース
- キカガク
- ブレインパッド
- 富士通ラーニングメディア
- ALL DIFFERENT
- リクルートマネジメントスクール
- DATA SCIENCE INSTITUTE
- アイ・ラーニング
- リスキル
- 宣伝会議
- NECビジネスインテリジェンス
- スキルアップAI
- ジッセン!DX
- テックアカデミー
- Schoo for Business
AI Academy Business
「AI Academy Business」は、企業向けのAI・データ活用オンラインAI研修サービスです。Pythonの基本文法や数学の基礎、データの前処理などの490を超えるコンテンツがあるため、基礎知識から実践的なスキルまで身につけられます。
また、到達したい目標を設定すると、その目標を達成するまでの最適な学習ルートを提案してくれるため、効率よくスキルアップすることが可能です。例えば、データ分析のスキルを習得したい場合は、タイタニック号の乗客データを用いた生存者予測モデルを作成することで、モデル構築の流れを理解できるようになります。
さらに、管理者はダッシュボードで社員の学習頻度やつまずきポイントを把握できるため、進捗具合に応じて研修内容を調整できます。
アガルート
「アガルート」ではAI・データ分析・データサイエンス・クラウドなど、幅広い研修を実施しています。「ChatGPTビジネス活用研修」や「SQL入門研修」などの特定のサービスに特化した研修から「データサイエンティスト検定研修」や「データサイエンス数学ストラテジスト資格」といった資格取得を目標とした研修まで、幅広く用意されているのが特徴です。
また、業界や受講生の職種、社内環境に応じてそれぞれの研修プログラムをカスタマイズできるため、実務に直結したスキルを習得することが可能です。
トレノケート
「トレノケート」では、ChatGPT関連の研修や機械学習関連の研修など、ビジネス部門とIT部門の両方に向けたAI研修を実施しています。例えば「Di-Lite対応研修」では、ITパスポート・G検定・データサイエンティスト検定などの資格取得を通じて、基礎的なスキルを習得できます。
また「データ分析研修」では、PythonやR言語、SQLの使い方を学び、業務効率化に必要な知識を習得することが可能です。
インソース
「インソース」では、自社業務に最適化した業務システムや自社データを活用したAIを開発するための、IT研修を実施しています。例えば、人事・営業・製造などの多様な職種の方に向けた「Pythonコース」では、Pythonを使ったデータ分析やAIの開発のスキルを習得することが可能です。
また、新人SEを対象とした「Javaコース」「PHPコース」「C言語コース」では、それぞれの基礎知識だけでなく、システムをゼロから完成させるというプロセスまで、一気通貫で学べます。
キカガク
「キカガク」では、eラーニングやオンライン、オフラインなど、複数の形式でデータサイエンティスト向けの研修を行っています。例えば「Azure OpenAI Service ハンズオン(エンジニア層向け)」や「Python & 機械学習入門コース」では、特定のシステムの知識を習得できます。
また「画像処理特化コース」や「異常検知特化コース」などの研修では、特定の業務に必要な知識を集中的に学ぶことが可能です。
ブレインパッド
「ブレインパッド」では、SQLやPythonのスキルを習得する「データサイエンティスト⼊⾨研修」を実施しています。また、企業の課題に合わせて内容をカスタマイズできる「データ活用セミナー」や「分析組織立ち上げ支援(人的アドバイザリ)」を提供しており、自社のデータを使った演習を通じて実践的なスキルを習得することが可能です。
富士通ラーニングメディア
「富士通ラーニングメディア」では、DX化の方法や目標に応じた幅広い研修を実施しています。例えば「Pythonによるデータアナリティクス ~Step1 可視化・解釈編~」では、データの表操作や可視化から、Pythonのデータ分析ライブラリである「Pandas」「matplotlib」を使ったデータ分析方法までを習得することが可能です。
また、ソフトウェア品質向上やサイバー攻撃への対応方法を学ぶための特化型研修も多数用意されているため、多岐にわたる業務のスキルを身につけられます。
ALL DIFFERENT
「ALL DIFFERENT」では、新入社員から経営幹部まで、幅広い層に向けた研修を実施しています。完全オンラインの学習サービス「DX人材育成パック」では、DXの基礎を学ぶ初心者向け講座からG検定対策講座まで、130以上のコースを提供しています。
実際のコード演習や技術メンターへの質問を通じて、効率的に実践的なスキルを習得することが可能です。
リクルートマネジメントスクール
「リクルートマネジメントスクール」では、AIやDXに特化した研修を行っています。例えば「日常の業務で見つけるDX推進のヒント:効率的な業務改善のコツ」という研修では、グループワークを通じて業務課題の解決方法やDXの応用法を学べます。
DATA SCIENCE INSTITUTE
「DATA SCIENCE INSTITUTE」では、PythonやRを活用したデータ解析の研修を行っています。例えば「Rによる統計学(実践編)」という研修では、Rを用いた実践的な統計解析方法や各統計手法の仕組み、解析結果の正確な解釈方法などを習得できます。さらに、講座の内容は録画され、終了後も半年〜1年間にわたり何度でも視聴できるため、復習しながら知識を深めることが可能です。
アイ・ラーニング
「アイ・ラーニング」では、データ分析やローコード開発、RPAに関する研修を実施しています。例えば「データ活用入門~活用ストーリーと演習で学ぶ e-ラーニングコース」という研修では、Power BI Desktopを使用したデータ分析演習を通じて、データの取り扱いや読み取り方を習得できます。
リスキル
「リスキル」では、統計的な基礎知識を身につけ、活用できる人材を育成する「データ分析研修」を実施しています。Pythonの研修はもちろん、Google Looker Studioを使用したデータ可視化の研修や、ExcelのVBAプログラミングスキルを身につける研修など、ツールに特化した研修が多数用意されているのが特徴です。
宣伝会議
「宣伝会議」では、データから問題解決の糸口を見つけるスキルを身につけるための「データ分析力養成講座」を実施しています。洞察を導き出す手法やデータの特異点を見つけて仮説を立てる能力、仮説から課題設定や戦略を構築する方法など、現場で即活用できる分析の視点と手法を習得できます。
NECビジネスインテリジェンス
「NECビジネスインテリジェンス」では、PythonやExcelを使ったデータ分析を学べる研修を実施しています。例えば「ビッグデータの分析と活用~統計解析手法によるデータ分析入門~」という研修では、Excelを使った統計解析を通じて、新しい知見をデータから導き出す方法を学べます。
スキルアップAI
「スキルアップAI」では、実務で活躍するDX・AI人材を育成するための研修を行っています。G検定やデータサイエンティスト検定の取得を目的とした研修や、DXの本質や事例を学べる研修など、目的やスキルに合わせたプログラムが用意されています。
ジッセン!DX
「ジッセン!DX」とは、AIやIoT、SaaSに関する研修を実施しています。ChatGPTやGoogle Cloudなどのサービスに特化した研修から、人事や物流などの部門別に特化した研修まで、幅広い分野のプログラムを実施しているのが特徴です。
テックアカデミー
「テックアカデミー」では、社内のデジタル知識向上や業務効率化を目的とした「DX研修」を実施しています。ITリテラシーやプログラミングの基礎を学ぶ「DX推進度Level.1」から、AIやデータサイエンスを学ぶ「DX推進度Level.4」まで、レベル別に分かれているため、社員のスキルに応じた研修を受けられます。
Schoo for Business
「Schoo for Business」では、AIやDX、プログラミング研修などの幅広い研修を実施しています。例えば、AIや機械学習などの新しい技術を学ぶ時間がない中堅エンジニアを対象とした研修「エンジニアのための今更聞けないAI×機械学習×IoT入門」では、AIを学ぶうえで陥りがちな壁やAIの活用事例などを学べます。
まとめ
この記事では、AI・DX・データ分析関連の研修一覧や自社に合った研修の選び方を解説しました。適切な研修を選ぶことで、社員に必要なスキルを身につけてもらい、業務効率や作業効率を向上させることが可能です。そのため、業務効率化を考えている場合は研修内容や講師をよく確認し、自社に合ったAI・DX・データ分析の研修を行ってみてください。
もし、効率よくAI人材を育成したいと考えている場合は「AI Academy Business」を活用するのがおすすめです。到達したい目標を設定すると、目標達成までに最適な学習ルートを提案してくれるため、自社に必要なスキルを効率よく習得できます。また、管理者は社員の進捗具合やつまずきポイントが把握できるため、データに基づいて研修内容や頻度を調整できます。490を超えるコンテンツで基礎から実践まで幅広く学べるため、AI・DX・データ分析の研修を実施したいと考えている方は、ぜひ「AI Academy Business」の詳細をご確認ください。