ここ数年で多くの日本企業が着実にDX推進に向けてAI活用が進み出しています。
一方で社内でデータサイエンティストやAIを活用できる人材が不足していることも確かです。
人材が不足しているため、うまくビジネスにAI活用ができていない企業が多く見受けられます。
最近のトレンドとして、新規に人材を採用するのではなく、社内でデジタル人材を育成する取り組みが、ここ近年一般的になりつつあります。そこで注目されているのが「リスキリング(Reskilling)」です。
DX推進に伴い一部の従業員がDXに必要なスキルを身につけるのではなく、全従業員がデジタルリテラシーに関するスキルを身につける必要性が高まっています。そのため、今後必要とされるデジタルスキルを獲得するための取り組みの1つとして、リスキリングが注目されています。
では、エンジニアでない従業員の方、つまりビジネスパーソンがDX推進のために身につけるべきなのは、AI開発で利用されることの多い「Python(パイソン)」なのでしょうか。それとも「AI企画」なのでしょうか。
結論、(どちらも効果的だが、優先的に)ビジネスパーソンが学ぶべきなのは「AI企画」になります。
優先的に「AI企画」を学ぶ理由として、Pythonに比べ挫折が少なく、DX推進に向けた新規事業や既存業務にAIを活用したコストカットなどに繋げられやすくなります。
Pythonを学ぶ事で、AI開発や業務効率化、Webアプリ開発など非常に多岐にわたる事が実現できますが、普段からプログラミング言語を触らないビジネスパーソンにとって、Pythonをはじめとしたプログラミング言語を習得するのは、難易度が高く、最悪挫折してしまいかねません。しかも近年ではノーコードでAIを開発できるツールも数多く登場しています。エンジニアでなくともAIが作れるようになってきています。
一方「AI企画」はビジネスパーソンであってもPythonと比べ挫折することは少ないです。
また、ビジネスパーソンは現場の課題や市場の性質を理解しているため、ビジネスパーソンことAI企画力を学ぶことで、価値あるAIを企画できるようになります。
そのため、ビジネスパーソンが「AI企画」を学ぶ事で、ビジネス課題から逆算された企画立案ができるようになり、組織としてDX推進に向けた一歩を踏み出す事ができます。
関連:DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?事例と合わせてわかりやすく解説
AI企画力を身につけるには
ではAI企画力を身につけるためにはどのようなスキルが必要なのでしょうか。
AI企画力を身につけるためには、いくつかのスキルが必要なのですが、まずは以下2つを身につけることから始めるのが良いです。
①AI・データサイエンスに関する基礎理解
②AI活用事例に関するスキル
その上で実例をヒントにAIを活用したビジネスアイデアを着想できるようになる必要があります。
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