【Python】delとは?初心者向けにわかりやすく解説!

delとは

delとは、作成した変数やオブジェクトなどを削除できる文です。

組み込み関数(標準関数)などの名前と同じ変数名で定義した場合に、名前が上書きしてしまった場合などにdelを用いることで、元に戻すことが出来ます。

del文の詳細な使い方はこの記事では割愛します。

公式ドキュメント:del 文

サンプルプログラム

Pythonには標準関数list()がありますが、この関数はリスト型に型変換するための関数です。

もし以下のようにリスト名を定義するときにlistという名前を付けてしまうと後ほどlist()関数を使う際にエラーになるので注意する必要があります。

li =  [10,20] # 例えば、liという名前のリストをつける(OK)
print(li)

a = 'python'
list(a)

出力結果

[10, 20]
['p', 'y', 't', 'h', 'o', 'n']

・TypeErrorが発生してしまう例以下の2行目のlist = [1,2,3]はNGな書き方です。

理由は標準関数(組み込み関数)list()を、変数名listとして上書きしてしまっているためです。

# リストの変数名を付けるときに避けるべき名前の付け方(NG)
list = [1,2,3]

a = 'python'
list(a) # TypeError: 'list' object is not callable

出力結果

TypeError: 'list' object is not callable

標準関数(組み込み関数)list()を変数名listで上書きしてしまった場合の対象法ですが、delを使うとエラーを回避出来ます。

del list
print(list(a))

出力結果

['p', 'y', 't', 'h', 'o', 'n']

del文を用いることで、不要になった変数などを削除することが出来ました。

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