set型とは
set型(集合型)とは、集合を扱うデータ型です。
set型の特徴として、リスト型と非常に似ているデータ型ですが、重複した値を格納できない点や、添え字やキーなどの概念がなく、ユニークな要素である点、要素の順序を保持しない点などの特徴があります。
この特徴を活かし、セット型では集合、積集合、差集合などの集合演算を行うことができる点や、種類を管理するのに適しています。
set型を定義する
set型は波括弧{}
で要素を囲むと定義出来ます。
この時重複する値は取り除かれるため、一意な値のみが要素として残る事を注意しておきましょう。
s = {10, 20, 30, 50, 50}
print(type(s))
print(s)
出力結果
<class 'set'>
{10, 20, 50, 30}
このように、順序が保持されていない点や、重複している50
が1つ取り除かれている事が確認できます。空のセット型(空集合)を定義するにはset()
を利用します。
s = set()
print(type(s))
print(s)
出力結果
<class 'set'>
set()
添字表記が使えない
set型は要素の順序を保持しないこともあり、添字という概念がありません。
そのため、添字表記が使えないので注意しましょう。
詳細はこちらの記事をご確認ください。
関連:TypeError: ‘set’ object is not subscriptable エラーの原因と解決策
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